【耐火構造の必要性】
近年、都市の過密化傾向に伴い、建築物もマンモス化、高層化、集中化をたどっており、
万一火災が発生した場合、その規模も増大するばかりとなっております。
火災対策は、都市防災計画を基本として、建物の防火性を高める耐火設計の徹底が求められている。
特に市街地に建設の目立つ鉄骨造の防火性は、鋼材の特性(500℃程度で急激に強度が低下する。)より、
万全を期さなければなりません。
よって、火災による建物の崩壊を防ぐため耐火構造が必要になってきます。
【耐火塗料“タイカリット”の導入メリット】
1. 設計者が鉄骨意匠を活かした自由な設計ができる。
(意匠性を重視する、設計、ゼネコンに推進)
上塗りは幅広い選択が可能で、自由度の高い仕上げを実現。
2. メンテナンスが分かりやすく、施工しやすい。
3. 経費は意匠性を求めると、同等程度(数万円/m2)
4. 被覆材の粉塵公害、施工環境が軽減される。
5. 1時間耐火と2時間耐火の選択が可能。
【耐火のメカニズム】
タイカリットは、外観は一般塗装仕上げと変わりませんが、
高温時に主成分のポリ燐酸アンモニウムが発泡して断熱層を形成する耐火被覆材です。
塗装システムは、さび止め層(下塗り)・発泡層(耐火層)・上塗り層で構成されています。
有事(火災)の際、雰囲気温度が200〜300度になると発泡を開始。
最終的には25〜50倍程度に発泡し、優れた耐火層を形成し、耐火性能を発揮します。
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